現在8話が終了して、そろそろ終盤に向けて
動き出すであろう展開になっています。
(このスピードなら2期ありそうだけど)
昨年12月中旬頃に突如発表された隠し玉的存在で
先行CMも地上波やBSでオンエアされて衝撃を与えてくれました。
監督は「境界線上のホライゾン」で副監督を手がけた田辺泰裕さん。
今作で監督へ昇格した田辺泰裕監督をはじめ、
チーフアニメーターの藤井智之さん、
メカデザインの川原智弘さんもホライゾンのスタッフ。
藤井さんはホライゾン1、2期を手がけていた2年間のうち
休みが2期最終回の仕事を終えた日にわずか0.5日で
「藤井さんが居ないとどうしてもフィルムが出来ないんですよ」と
小野学監督がベタ惚れするほどの実力者。
川原智弘さんはホライゾンでもメカデザインを担当し
三征西班牙(トレス・エスパニア)の複雑な武神のデザインを
見事にアニメ上で再現し、原作ファンを唸らせました。
精鋭のホライゾンスタッフに加え、
育成目的で若手を多く採用しており、
「重戦記エルガイム」の再来とも言えるスタッフ体制は
スタジオやチーム間の実力均衡をフラットにし
将来への可能性を多いに作り上げています。
2014年の現代から2088年の未来へ飛ばされた
渡瀬青葉のようなタイムスリップシチュエーション、
ディオとの「カップリング」によるユニゾン、
極秘の最新鋭航空艦「シグナス」を守る為に
千歳基地が陥落し、逃避行する下り、
更には8話の青葉とヒナとの遭難エピソードなど
ロボットアニメのスタンダードとも言える立ち位置。
「革命機ヴァルヴレイヴ」や既存のアニメで
近年使われ続けた「パターン化破り」が続くと
かつてのタイムボカンシリーズのように
衰退してしまう可能性がある。
毎年1クールアニメが3桁も制作されるご時世だから
尚更衰退する速度も上がってくる。
発表したばかりの自社アニメですら教訓とする姿勢こそ
老舗のサンライズが今日まで支持を得られる原動力なのだと思います。
ガンダムのデザインがZZガンダムからνガンダムになった際に
シンプルになった時のように、周期的にデザインや構成なども
シンプルかつスタンダードにしていく必要がある。
「ロボットアニメは予備知識が多すぎる」
「デザインがゴツいと先入観がある」
日常系で育った世代がロボットアニメに対して
先入観が多く、視聴が遠のいているという
データもあるみたいですが、確かに一理ある部分もあります。
「ガンダムSEED」がヒットした要因の一つに
構成とメカデザインのスマート化があると感じているだけに
「バディ・コンプレックス」もロボットアニメのサイクルを中和する
将来的にも大事な作品であると、声を挙げて伝えたいです。

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ラベル:バディ・コンプレックス