2018年08月28日

第228回 プレイバック「TARI TARI」 江ノ島の夏を歌ったり笑ったりの青春合唱劇

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前回の記事から2週間ほど遅れてしまいましたが
「舞台の季節が夏」である作品特集第4弾は「TARI TARI」を紹介いたします。


TARITARI Blu-ray1巻02.jpg



※写真は所持しているBlu-ray1巻のジャケット


※シリーズ紹介記事

シリーズ第1弾


シリーズ第2弾



2012年7月から9月までtvk、KBS京都、TOKYO MXなど一部の地上波や
アニマックスなどで放送された青春合唱劇。
舞台を地方にこだわっているP.A.WORKS制作で、初夏の江ノ島および
鎌倉市が舞台になっており、珍しく関東が舞台なのも制作の幅の広さを垣間見れます。
江ノ電も登場したりと鉄道がお好きな方も楽しめるかと思います。

監督とシリーズ構成は「ソウルイーターノット!」
「ハルチカ 〜ハルタとチカは青春する〜」の橋本昌和監督。
劇場版クレヨンしんちゃん」シリーズも数作手がけており、
作風の幅が広い監督さんです。
また、脚本もほぼ全話手がけており、作品に対する投影度が高いのも
見逃せない点です。

キャラクターデザインは「true tears」「花咲くいろは」「SHIROBAKO」
「サクラクエスト」とP.A.WORKS作品でおなじみの関口可奈味さん。


声楽部に所属していた宮本来夏(みなもと こなつ)が顧問である教頭との対立で
退部、それでもまだ歌うことを諦めなかった姿に力を貸してくれた
沖田紗羽(おきた さわ)、合唱部を立ち上げるために名前を貸してくれた
坂井和奏(さかい わかな)や田中大智(たなか だいち)、転入してきた
帰国子女のウィーンを強引に引き込きこみ、残り少ない時間の中で部活動を励んでいく。

「笑ったり 泣いたり ケンカしたり」と山あり谷ありな出来事が
「現在(いま)」しか感じられない瞬間が光るメインキャスト5名の
青春合唱劇は6年経った現在でも観応えがたっぷりです。
純粋にアニメの世界観を楽しめるので、アニメを観始めたばかりの
アニメ初心者にもピッタリな作品です。


それではメインキャストの紹介から参ります。
(ちなみにメインキャスト5人は全員が主人公です)


◯坂井 和奏

坂井和奏.jpg

本編の主人公で学校関係者などストーリーに大きく関わっていくキーマン的存在。
音楽科から普通科へ編入し、補修を受ける日々が続いてる中で
来夏から合唱部の勧誘があり、名前だけ貸すかたちで合唱部へ入部することに。
序盤は来夏を中心にストーリーが動くため、客観的なポジションになる
主役としては珍しいパターン。
父子家庭で、いつも父の食事を工夫して料理を作ってくれたり
時には母性的な一面を見せることも。
「true tears」で石動乃絵(いするぎ のえ)を演じた高垣彩陽さんが
違った一面を観せてくれます。


◯宮本 来夏

宮本来夏.jpg

序盤の主人公で、歌うことが大好きな行動派少女。
性格故か、周りが見えないことも多々あり、和奏や紗羽を怒らせた事もあったり。
合唱部をケンカ別れするかたちで合唱部をつくるも即席で集めたメンバーが
一斉に退部した為に強引に大智とウィーンを加入させて
「合唱時々バドミントン部」へ統合させてしまう強引さもあったり。
序盤は来夏を中心にストーリーが動くので、本編の主人公と勘違いした方も
多かったかと思います(私もその一人です)


◯沖田 紗羽

沖田紗羽.jpg

仲が良い来夏のプッシュで弓道部と掛け持ちするかたちで合唱部へ入部。
巨乳でスタイルもいいので男子にも人気があり、自撮りを頼まれることも。
寺がある広い敷地に自宅にあり、愛馬のサブレをいつも乗り、
将来は騎手を目指している。
CVが人気声優の早見沙織さんなのもあってキャラ人気も高く、
抱き枕カバーは最初に商品化されたほど。
同人誌(特にR18)ではよく田中とカップリングになったり。


◯田中 大智

田中大智.jpg


姉の影響でバドミントンをはじめ、全国大会へ出場するほどの実力の持ち主。
部員が1人しか居ないバドミントン部に廃部通知が言い渡されピンチになるが
来夏が提案した「合唱時々バドミントン部」へ統合し、何とかバドミントンを
続けることが出来た。
ウィーンの保護者的存在で、間違った日本語にツッコミを入れることも。
かなり真面目な性格だが、紗羽がけっこう気になる存在だったり。
CVである島ア信長さんがメインキャストを演じた初期のキャラとしても
ポイントが高いです。



◯ウィーン

ウィーン.jpg

帰国子女で日本名:前田敦博(まえだ あつひろ)。
日本名では呼ばれず専らウィーンで通っている。
ヘンテコな日本ガイドブックを読んでいるせいか、日本像をかなり間違って捉えている。
習慣でよくメモを取るものの役に立っているのか、かなり謎で基本ポンコツキャラ。
と思いきや、やるときはやる男で要所でかなり光る。
CVである花江夏樹さんの初のメインキャスト役で、花江さんのファンの方で
未見の方はぜひご覧いただけたら幸いです。


高校3年生となると、進路が目前に迫っている中での葛藤も本編で絡み、
進路を早い段階で明確にしている田中と紗羽はエピソードがそれぞれ設けられて
季節が移るにかけてじわじわ迫る独特の雰囲気が伝わってきます。

EDでは校庭のベンチで座っているシーンがあるのですが、
合唱部に入部した順にメンバーが追加される細かいカットと
コーラスが追加されていくところは非常にロールプレイ的で
最終的にシングルCDに収録されている全員合唱Ver.になっていき
EDでも盛り上がりを見せていきます。

また、青春合唱劇の中で教頭の存在が大きく立ちはだかり、
時には物語の重要な部分に介入するほど。
第1話で来夏が持ってきた「心の旋律」の楽譜は最初の伏線になっていますので
こちらをチェックされるとよりよく楽しめます。

余談ですが、第1話では「true tears」のOPテーマである「リフレクティア」が
声楽部が歌う涙モノのサービスシーンがあり、「ニヤリ」とするチョイスが
また最高ですね。
「リフレクティア」以外にも挿入歌も多く、合唱をテーマとする本作の
魅力の一つでもあります。
こちらは発売されているサントラに収録されていますので、
よりよく楽しみたい方は是非どうぞ!

「TARI TARI」が放映された2012年7月というタイミングは
アニメ史にとってもターニングポイントとなっており、
終盤までご覧になった方は2012年10月以降の放映時系列を
辿ってみると「おおおっ!」とうなずくかと思います。

夏休み期間中の終わりの紹介となりましたが、
夏の江ノ島を駆ける「TARI TARI」をご覧いただけたら嬉しいです。

posted by ケン・サスガ at 22:41 | Comment(0) | アニメプレイバック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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