2018年07月01日

第219回 新作劇場版直前 「K」プレイバック

いよいよ下半期スタートである7月がはじまり、さっそく「ISLAND」と
「はねバド!」が夏アニメの第1号としてスタートします。

今期は本格的に揃い始めるのは第3週からになり、先週、今週と
直前特番などが題材的に組み込まれています。
その中でも今回は7/8(日)からBS11にて一挙再放送が始まる
「K」をプレイバックしていきます。

2012年秋期にMBS系列・アニメイズム枠でスタートした本作は、
主人公である高校生の伊佐那 社(いさな やしろ、通称シロ)が
突如殺人の容疑にかけられ、さらにネットに社にそっくりな人物が
射殺する映像が出回り様々な組織からの逃亡劇から物語がはじまる…

「K」放送の3年後である1995年秋期に2期である「K RETURN OF KINGS」が
同MBS系列・アニメイズム枠で放送、それを挟んたかたちで2014年夏には
1期と2期を繋ぐ「劇場版K MISSING KINGS」が上映。
そしていよいよ7/7(土)から完全新作劇場版6部作が上映、
12月まで新作アニメーションが毎月上映されるアニメ史でも
なかなか見かけないビッグプロジェクトが幕を開きます。

監督は鈴木信吾監督。サンライズやサテライトなどで活躍され、
「K」で初監督作品となり「K」プロジェクトシリーズの作品の制作の合間に
「COPPELION」や「ハンドシェイカー」の監督も手がけています。
また「K」シリーズのキャラクターデザインも手がける他、絵コンテも
全編にかけて手がける仕事ぶりはまさにスーパークリエイターそのもの!

魅力的な世界を創るには欠かせない音楽は遠藤幹雄さん。
DJから作曲家へとなったクリエイターで庵野秀明監督作品の
実写版「キューティーハニー」、TVドラマ「ヤンキー母校に帰る」、
「COPPELION」「双星の陰陽師」などを手がけています。
また、ゲームではKONAMIの音楽ゲーム「beatmania GOTTAMIX」では
5鍵シリーズの名曲と言われている「Manmachine Plays Jazz」をはじめ
「luv foundation」、「beatmania GOTTAMIX2」では「stream」を
楽曲提供しており、古参の音ゲーマーはほぼ間違いなく反応が高いはず。

制作は「生徒会役員共」シリーズ、「COPPELION」「ハンドシェイカー」のGoHands。
サテライトから分社された制作会社で同系列では「IS<インフィニット・ストラトス>」や
「東京レイヴンズ」「ナイツ&マジック」を製作したエイトビットがあります。


シロと一緒にいる天真爛漫な性格のネコと逃亡劇の中で出会った
夜刀神 狗朗(やとがみ くろう、通称クロ)との3人でアウトロー風な赤のクラン・吠舞羅(ホムラ)と
東京の治安維持組織である青のクラン・セプター4との対立に巻き込まれ、
追い詰められながらもシロと通っている学園がある学園島の真実と確信に迫っていく。

周防 尊(すおう みこと)をトップとする赤のクラン・吠舞羅はアウトロー風ながらも
メンバーの情が熱く、結束が硬い側面もありマスコットである紅一点の
櫛名(くしな)アンナのピュアさもあってファンが多い勢力。
シロを執拗に追跡したスケボー少年の八田 美咲(やた みさき)、
アジトのバーを経営している参謀の草薙 出雲(くさなぎ いずも)と
キャラが立っているメンバーが多く、またこの二人は対立勢力であるセプター4とも
接点があるのも魅力のひとつでもあります。

部隊のトップである宗像 礼司(むなかた れいし)率いる青のクラン・セプター4は
新選組を彷彿するニュアンスを感じつつ知的でかつ美的をイメージとした
治安維持組織。
副長である淡島 世理(あわしま せり)はセプター4の紅一点で、
度々クロや吠舞羅のメンバーに立ちはだかる。
礼儀正しく冷静な性格ながらも趣向がドン引きするほどのギャップがあり、
私も含めファンは多いですね。

メンバー一斉にが刀を抜き「抜刀!」と叫ぶシーンはセプター4のトレードマークとなり
「秘密結社鷹の爪」とコラボして鷹の爪メンバーが抜刀するシーンが再現されたなど
このシーンの魅力は「K」の世界のトレードにもなっています。

また、八田と因縁がある伏見 猿比古(ふしみ さるひこ)もセプター4、
吠舞羅共に重要な人物であり、中盤以降は彼にも注目していただけたら嬉しいです。

余談ですが、宗像のメガネコレクションは「マクロスΔ」のロイドに引き継がれ
サテライト系の制作会社の伝統となるのか、個人的に気になっていますw

鈴木監督が絵コンテを担当した(中井 準さんとの共同)1期のOPは
完成度が極めて高く、GoHands作品に定評がある工藤 進さんの演出は、
吠舞羅とセプター4のメンバーを中心にモノトーンと和風テイストの
バックビジュアルの中でタイミングよく細かく動くアクションを描いています。
2010年代のOPアニメとしては屈指の完成度を誇り、
私的に神聖化している部分があります。
こちらも鈴木監督が絵コンテを担当し(中井 準さんとの共同)、
演出はGoHands作品に定評がある工藤 進さんが担当されています。


BS11での一挙放送のスケジュールはこちら。
(別ブラウザにてBS11アニメHPのページに飛びます)


K

※総集編 前後編特番含む


どちらかといえば女性向けアニメではありますが、
作画や演出、コンテワークは本当に目を見張るものがありますので
男性の未見の方もぜひ視聴して世界を広げいただけたら幸いです。

posted by ケン・サスガ at 22:16 | Comment(0) | アニメプレイバック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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