LoppiとHMVでの限定発売でBlu-ray初回版に同梱されていた
楽曲も収録される事です。
さらに10月からTOKYO MXやBS11などで再放送が決まり、
少しずつ夏色キセキが盛り上がりを見せはじめました。
2012年の4月に始まった本作は静岡県下田市を舞台にした
日常系+ファンタジー作品でサンライズ作品としては珍しいジャンル。
当時は期待とは裏腹に物議が交わされた第1話は
起承転結の「起」を超ストレートに表し、サンライズ作品らしい
突発的なスタートダッシュでサンライズファンにはニヤリとする場面でした。
また、本作は企画から本放送までにかなり短期間でありながらも
参加スタッフが後に注目をされている方々が集まっているのも
見逃せないところ。
副監督の木村隆一さんは現在大ヒット中の「アイカツ!」の監督。
監督の水島精二監督はスーパーバイザーとしてコンビを
継承しているあたり、ターニングポイントとなっています。
また、4、8、9話を担当された綾奈ゆにこさんも「アイカツ!」でも
参加されており、「アイカツ!」を語る上では見逃せません。
ブログの第1回でも紹介致しましたが、「ラブライブ!」の京極尚彦監督が
第4話に絵コンテ・演出で参加されています。
その他にも「ラブライブ!」と面白い共通点がいくつかあります。

まずは「夏色キセキ」の水越紗季と「ラブライブ!」の西木野真姫。
バッチリとプロフィールが一致しています。
・勉強も運動も得意
・クールでかつ熱心(真面目)
・両親が病院勤め
更に顔を並べてみるとヘアスタイルがほぼ一致!


自分なりにではありますが「ラブライブ!」の西木野真姫のプロトタイプが
水越紗季ではないか、と考察しています。
ひょっとしたら真姫ちゃんのCV候補として高垣彩陽さんが挙がっていたのかもしれませんね。
次に環凛子と東條希。


ビジュアルこそ違うものの
・神社の巫女の手伝いをしている(凛の家系が神主という違いがあるけれど)
・キーパーソンになっている御石様や空飛ぶクジラが見えちゃうところなど
スピリチュアルな属性を持っている(希はタロットカードで暗示している)


「夏色キセキ」の主人公である逢沢夏海は大まかなビジュアル
(ヘアスタイルと髪の色も似ている)と元気が取り柄なところが
「ラブライブ!」の星空凛のプロトタイプという見方も出来ます。

最後にアイドルグループの「フォーシーズン」のファンである
花木優香は小泉花陽と矢澤にこを上手く中和しつつトラブルメーカーに
仕上げて「夏色キセキ」のキャラではある意味光っている存在。
CVの戸松遥さんの演技も相乗して私自身も好きなキャラです。
アニプレックスのマーケティングとスポンサーのローソンが
参加してコラボも行われたものの、放映当時は商業的には他作品には及ばず
苦戦を強いられました。
後に「アイカツ!」や「ラブライブ!」の基礎となる部分を築き上げた
「夏色キセキ」、これから再評価される時かもしれません。