おかげさまで前回の記事がすごく好評で、たくさんの方に
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前回の記事はこちら↓
今回はトークショーの後編へまいります。
※約6000文字の長文になります。ご了承お願いいたします。
前回の学芸員さんの質問コーナーを終えて、
質問コーナーへと進んでいきます。
質問コーナーへと進んでいきます。
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Q.1 「高校生までの小説がGレコまでになる飛距離は何か」
富野 「メディアによる力の恩恵が大きい。
恋愛だけや巨大ロボットだけではダメです。
足元にいる人々のドラマの足場をしっかりしないとダメ」
『足場論=ドラマ論』でもある事を加え、
さらに富野監督は唱えていきます。
恋愛だけや巨大ロボットだけではダメです。
足元にいる人々のドラマの足場をしっかりしないとダメ」
『足場論=ドラマ論』でもある事を加え、
さらに富野監督は唱えていきます。
富野 「仕事だから巨大ロボットを動かさないといけないので
ドラマが強くないとロボットはおもちゃになってしまう」
ドラマが強くないとロボットはおもちゃになってしまう」
ここでミライさんを例に話の組み立て方が紐解かれていきます。
富野 「ミライさんのキャラクターをつくるにあたって
ぼんやりとして立たせるだけではなく、
彼女のバックグラウンドを先に形成しなければいけないと思った。
ぼんやりとして立たせるだけではなく、
彼女のバックグラウンドを先に形成しなければいけないと思った。
そこでカイの口癖が生まれ、
カイの口癖を嫌うセイラが生まれ、
ハヤトが生まれてきました。
カイの口癖を嫌うセイラが生まれ、
ハヤトが生まれてきました。
設定は大まかに(企画時に)つくっただけで
人格は絵コンテで完全に後付けなんです。」
人格は絵コンテで完全に後付けなんです。」
さらに話はVガンダムへと言及。
富野 「逆にカテジナの最後は決まっていました。
1年逆接してつくって、みんなに過酷さに付き合ってもらいました。
1年逆接してつくって、みんなに過酷さに付き合ってもらいました。
Vガンダムでやらされた事は、お金出している会社(バンダイ)から
『こういったやつを出せ! わかったな!』と
サラリーマンごときに言われて非常にムカついた。
それを潰す為にカテジナというキャラクターを形成していきました。」
『こういったやつを出せ! わかったな!』と
サラリーマンごときに言われて非常にムカついた。
それを潰す為にカテジナというキャラクターを形成していきました。」
アドラステアをはじめとしたバイク戦艦を要求された事による
やりとりはニュータイプ付録『まるごと富野』など様々な
メディアで取り上げられてたVガンダムでの有名なエピソードのひとつ。
スポンサーの反抗がカテジナの性格を形成し、Vガンダムのシリーズを
構成されたと思うと、もう一度所持しているDVD-BOXで観直したいですね。
構成されたと思うと、もう一度所持しているDVD-BOXで観直したいですね。