2019年02月01日

第238回 「魔法少女特殊戦あすか」 塗り替わる元凶と終わらない戦争の中で

遅れ遅れで2月に食い込んでしまいましたが、
冬アニメ第3作目は「魔法少女 特殊戦あすか」をお送りします。

月間ビッグガンガンで連載中のコミックスのアニメ化で
「PSYCHO-PASS」の深見真さんが原作参加されている
ミリタリー要素を含んだ魔法少女アクション劇。

人類初の異世界戦争「ディストニア戦争」に立ち向かった
希望の星である魔法少女のその後の描写からはじまるなど
変化球が入った展開が異端的で、更に魔法少女設定でありながら
ナイフや重火器などほとんどが物理的なものが多かったり
自衛隊の特殊部隊に魔法少女のグループが存在するなど
設定がとても新鮮なのもポイントです。

監督は「新テニスの王子様」や「ストライク・ザ・ブラッド」
シリーズの山本秀世監督。
「BLEACH」や「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」などの
バトルものをはじめ、「ドラえもん」や「名探偵コナン」など
ファミリーアニメの絵コンテも多く手がける幅の広いキャリアをお持ちです。
また、「ガンパレード・マーチ 〜新たなる行軍歌〜」にて絵コンテを
4話分担当されていたのもあるのか、本作のミリタリー要素を含んだ
特殊部隊の描写の上手さが光っており、これから展開するストーリーにも
大いに期待出来そう。

シリーズ構成は原作にもクレジットされている深見真さんと海法紀光さん。
深見さんは「PSYCHO-PASS」シリーズや「ゆるゆり さん☆ハイ!」に加え、
今期では谷口悟朗監督作品の「rivisions」を担当。
熊本県の阿蘇山がアバンタイトルで登場してきたあたり、
作品に投影してきている部分もあって、自身を投影してきている
部分も垣間見えるのも私も非常に興味が湧いています。

また、海法さんは「ガンスリンーガー ストラトス」「がっこうぐらし!」
「ダンガンロンパ3」でシリーズ構成を担当しており、どちらも虚淵玄さんと
所縁のある脚本家です。
本作でも口封じの為に消されていく無残な断末魔や流れ弾に当たるモブキャラの
シーンなど陰の部分をきっちりと描かれています。

キャラクターデザインは「BLEACH」や「NARUTO -疾風伝-」
「BORUTO -ボルト-」で作画監督を多数手がけた鈴木陽子さん。
キャラクターデザインは今作が初めてで、ジャンプ作品のバトルアニメを
手がけた才能が発揮。
ナイフ1本で攻撃する血ふぶきするあすかの瞬殺劇のアクションは
第1話からさっそく魅せ場を出してくれました。

制作は夏アニメでは「はねバド!」、前クールで「寄宿学校のジュリエット」や
「ベルゼブブ嬢のお気に召すままに」で好評を得たライデンフィルム。
3DCGでは欠かせない存在になっているサンジゲンと同グループ系列の
アニメ制作会社で、サンライズ出身もしくは活躍されている
アニメーターをスタッフで多数集めていたりしているのも特徴です。

OPテーマの作詞・作曲がI'veサウンドの川田まみ&中沢伴行コンビという
20代後半以降のアニメファンには涙モノで、nonocさんが見事に歌い上げています。
I'veソングを継承しつつもフレッシュさに加え、OPの絵コンテもホントにピッタリで
何度観ても聴いても飽きない仕上がりとなっています。


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posted by ケン・サスガ at 21:47 | Comment(0) | アニメ感想(2019年冬アニメ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする