2018年05月01日

第216回 「魔法少女サイト」救いの無い世界で繰り広げがる少女たちのもがく姿

春アニメ3作品目は、今期の中で多視点で尖っている魔法少女サイト」。
口コミで徐々に評判が広がっているので、既にご覧になっている方も
多いかと思います。
「少年チャンピオン」で連載中の本作は、「魔法少女まどか☆マギカ」が
次世代魔法少女のスタンダードを設立して以降、数ある魔法少女作品が
生まれた中で「まどマギ」とはまた違うダークファンタジーに仕上がっています。

幸福の皮を被った不幸の元で育った中学生の少女・朝霧彩が主人公。
家庭内では優等生で父の期待を一身に背負わされた兄の要の虐待、
学校ではいじめっ子の雫芽(しずくめ)さりなを中心としたグループが
彩を徹底的に追い詰める。

第1話から自殺寸前にまで追い込まれてしまう過程は、決して他人事では見えず
ダイレクトに感情移入してしまうせいか、そこで視聴を切ってしまう方が続出し
(私も視聴を切ろうとした一人です)Twitterをはじめ様々なところで賛否両論が
繰り広がりました。
制作は劇場版「ご注文はうさぎですか??〜Dear My Sister〜」のproduction dóA。
「魔法少女サイト」で現段階では2作目の作品となり、下請けも含めた情報も
少ないあたりまだ設立・活動が間もない制作会社だと推測。

監督はガイナックス出身の演出家である松林唯人さん。
「フリクリ」「まほろまてぃっく」、「PERSONA -trinity soul-」
「凪のあすから」、PS3版「ストリートファイターIV」、「Fate/Apocrypha」など
アニメ・ゲーム問わず数多く参加され、今回の「魔法少女サイト」で初監督となります。

シリーズ構成は「輪るピングドラム」や「ユリ熊嵐」「探偵オペラ ミルキィホームズ」
シリーズの伊神貴世さん。
幾原邦彦監督を2作品でメインで手がけ、ドタバタでメタなギャグや
「輪るピングドラム」の中盤以降でみられた家族の肖像を突き詰めたシリアスも
出来るオールラウンダーの脚本家で今作の世界観にふさわしい脚本家だと
感じています。

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posted by ケン・サスガ at 17:05 | Comment(0) | アニメ感想(2018年春アニメ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする