2019年04月14日

第241回 「八月のシンレデラナイン」 丁寧さが好感を得るお手本的なアニメ

春アニメ第2弾は「八月のシンデレラナイン」をご紹介いたします。
2017年に配信されたソーシャルゲームで、かわいいキャラデザや
突出したUIデザインが何度かCG雑誌で取り上げられるなど
様々な方面で話題になり、メディアミックスの一環で
今回アニメ化となりました。
1998年放映の「プリンセスナイン 如月女子高野球部」、
2009年放映の「大正野球娘」といった女子高野球ジャンルが
ほぼ10年周期に放映される偶然もあって一部のアニメファンからは
放映前から話題になっているとか。
「大正野球娘」はリアタイでの評判をかろうじては把握していたので
個人的にも楽しみなんですよね。

監督は「マルドゥック・スクランブル」三部作や「まじっく快斗」の工藤進監督。
GoHands作品にも多く参加しており、「K」(1期)ではシリーズディレクター、
COPPELIONや生徒会役員共*では絵コンテと演出を数話担当されていました。

シリーズ構成は「Go!プリンセスプリキュア」「キラキラ☆プリキュアアラモード」
「あんハピ♪」「ゆるキャン△」の田中仁さん。
「Go!プリンセスプリキュア」では担当脚本回は歴代1位の16本を
執筆され、「あんハピ♪」では全12話中9本を手がけるなど
2000年代で活躍されている脚本家の中でもかなりの実力と力量を誇ります。

キャラクターデザインは「ロウきゅーぶ!」シリーズや「少女たちは荒野を目指す」
「天使の3P!」の野口孝行さん。
ライトノベル原作作品やPCゲームのアニメ化作品に多く参加しているだけあって
時代に合わせた萌えキャラを見事に描ききっています。
第1話では翼が壇上で女子硬式野球部員募集のポーズを取った時の
作画がホントにかわいくて全てを持っていかれました^^

制作は「名探偵コナン」「弱虫ペダル」「カードファイト!! ヴァンガード」などの
シリーズを手がけるトムス・エンタテイメント。セガサミーグループのアニメ制作会社で
今期では「フルーツバスケット」のリメイク版も放映しています。
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posted by ケン・サスガ at 22:57| Comment(0) | アニメ感想(2019年春アニメ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月10日

第240回 「真夜中のオカルト公務員」 東京都内で繰り広がる多種族和洋ファンタジー

春アニメがそろそろ全て出揃い、本格的にスタートする時期になってきましたね。
新規の春アニメ作品は前期よりも放映作品が少なくなったものの、
「けいおん!」や「冴えない彼女の育てかた」といった再放送枠が
非常に充実しています。
振り返る為にも再放送は欲しいですよね〜

というわけで2019年春アニメ第1号は「真夜中のオカルト公務員」からご紹介します。

「月刊Asuka」発、現在はコミックNewtypeへ移籍されて連載されている
たもつ葉子先生原作のマンガのアニメ化作品で、新宿区役所へ
配属された新人・宮古新(みやこ あらた)が出勤初日に
遭遇した妖怪や妖精など異種属性(アナザー)との接触を描いた現代ファンタジー。

新宿御苑が新宿と渋谷が重なる地理的説明やアナザー対策のアイテムが
立ち入り禁止のテープだったりとお役所らしさが表れているのも
違うベクトルでリアリティがあるのも本作品の特徴です。

初出の掲載雑誌が女性向け雑誌なゆえに女性向け作品ではあるものの、
女性向け作品独特の作風が(いい意味で)感じられず
男性も十分楽しめる作品になっている点では
今回のアニメ化で広い視聴者層に届いていますね。


制作は「シュヴァルツェスマーケン」「寄宿学校のジュリエット」
「魔法少女特殊戦あすか」などを手がけたライデンフィルム。
近年は評判がいい作品が多くなり、ますます注目していきたい制作会社のひとつです。



監督はサンライズを中心に活動され、「奏光のストレイン」「君が望む永遠」
「シュヴァルツェスマーケン」で監督をされていた渡邉哲哉監督。

特にサンライズでは第8スタジオでの活動が印象的で、「境界線上のホライゾン」
では1・2期共に目玉になるシーンを担当。
1期10話で繰り広げられたマルガ&マルゴットが巡航用武神とのバトルシーンや
2期12話で本田・二代と立花・ァ戦をはじめとした壮絶なバトルシーンの
絵コンテ・演出など魅力を語るだけでは尺が足りないほど素晴らしい
仕事ぶりをされてきました。

シリーズ構成・脚本は「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」「シュヴァルツェスマーケン」
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」でシリーズ構成を手がけた樋口達人さん。
元サンライズの名プロデューサーである古里尚丈さんと所縁がある脚本家で
「アイドルマスターXENOGLOSSIA」や「ファイ・ブレイン 神のパズル」シリーズでは
脚本を担当する回が多いなど多方面で信頼されているクリエイターです。


キャラクターデザインは「うどんの国の金色毛鞠」「恋と嘘」の伊藤依織子さん。
P.A.WORKSやライデンフィルムに所縁のあるフリーのクリエイターさんで
「花咲くいろは」や「Another」「山田くんと七人の魔女」などで
数話参加されています。


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posted by ケン・サスガ at 23:05| Comment(0) | アニメ感想(2019年春アニメ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月27日

第239回 2019年春アニメ 視聴予定&ピックアップ作品

今期は2月過ぎてから録画していたアニメが溜まり続けてしまい、
例年よりも視聴が追いつかない時期になってしまいました^^;
更に就活と年度末に向けた業務の多さも相乗しているのかもしれません。
年度明けはしばらく落ち着くので、少しずつ視聴に当てていこうと思います。
春アニメは通年よりも放映作品数が少ない分、見逃せない作品が多い
嬉しい悲鳴なシーズンになりそうです。

○超本命
・機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星
・この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
・ひとりぼっちの〇〇生活
・Fairy gone フェアリーゴーン

○本命
・キャロル&チュースデイ
・川柳少女
・僕たちは勉強ができない
・真夜中のオカルト公務員
・ワンパンマン(2期)

○対抗馬
・八月のシンデレラナイン
・みだらな青ちゃんは勉強ができない

○前クールからの続き
・ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
・盾の勇者の成り上がり
・ソードアート・オンライン アリシゼーション

○再放送枠
・機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター版

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の再編集版がNHKで放映される
前例がないパターンやNetflixで配信が決まっている「ワンパンマン(2期)」、
「マクロスプラス」「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎監督作品の
「キャロル&チュースデイ」、月刊HEROESで連載中の「ULTRAMAN」が
待望のアニメ化など少しずつアニメ放映に変化が出始めています。

それでは独自のアニメピックアップ作品に移ります。
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posted by ケン・サスガ at 23:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月01日

第238回 「魔法少女特殊戦あすか」 塗り替わる元凶と終わらない戦争の中で

遅れ遅れで2月に食い込んでしまいましたが、
冬アニメ第3作目は「魔法少女 特殊戦あすか」をお送りします。

月間ビッグガンガンで連載中のコミックスのアニメ化で
「PSYCHO-PASS」の深見真さんが原作参加されている
ミリタリー要素を含んだ魔法少女アクション劇。

人類初の異世界戦争「ディストニア戦争」に立ち向かった
希望の星である魔法少女のその後の描写からはじまるなど
変化球が入った展開が異端的で、更に魔法少女設定でありながら
ナイフや重火器などほとんどが物理的なものが多かったり
自衛隊の特殊部隊に魔法少女のグループが存在するなど
設定がとても新鮮なのもポイントです。

監督は「新テニスの王子様」や「ストライク・ザ・ブラッド」
シリーズの山本秀世監督。
「BLEACH」や「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」などの
バトルものをはじめ、「ドラえもん」や「名探偵コナン」など
ファミリーアニメの絵コンテも多く手がける幅の広いキャリアをお持ちです。
また、「ガンパレード・マーチ 〜新たなる行軍歌〜」にて絵コンテを
4話分担当されていたのもあるのか、本作のミリタリー要素を含んだ
特殊部隊の描写の上手さが光っており、これから展開するストーリーにも
大いに期待出来そう。

シリーズ構成は原作にもクレジットされている深見真さんと海法紀光さん。
深見さんは「PSYCHO-PASS」シリーズや「ゆるゆり さん☆ハイ!」に加え、
今期では谷口悟朗監督作品の「rivisions」を担当。
熊本県の阿蘇山がアバンタイトルで登場してきたあたり、
作品に投影してきている部分もあって、自身を投影してきている
部分も垣間見えるのも私も非常に興味が湧いています。

また、海法さんは「ガンスリンーガー ストラトス」「がっこうぐらし!」
「ダンガンロンパ3」でシリーズ構成を担当しており、どちらも虚淵玄さんと
所縁のある脚本家です。
本作でも口封じの為に消されていく無残な断末魔や流れ弾に当たるモブキャラの
シーンなど陰の部分をきっちりと描かれています。

キャラクターデザインは「BLEACH」や「NARUTO -疾風伝-」
「BORUTO -ボルト-」で作画監督を多数手がけた鈴木陽子さん。
キャラクターデザインは今作が初めてで、ジャンプ作品のバトルアニメを
手がけた才能が発揮。
ナイフ1本で攻撃する血ふぶきするあすかの瞬殺劇のアクションは
第1話からさっそく魅せ場を出してくれました。

制作は夏アニメでは「はねバド!」、前クールで「寄宿学校のジュリエット」や
「ベルゼブブ嬢のお気に召すままに」で好評を得たライデンフィルム。
3DCGでは欠かせない存在になっているサンジゲンと同グループ系列の
アニメ制作会社で、サンライズ出身もしくは活躍されている
アニメーターをスタッフで多数集めていたりしているのも特徴です。

OPテーマの作詞・作曲がI'veサウンドの川田まみ&中沢伴行コンビという
20代後半以降のアニメファンには涙モノで、nonocさんが見事に歌い上げています。
I'veソングを継承しつつもフレッシュさに加え、OPの絵コンテもホントにピッタリで
何度観ても聴いても飽きない仕上がりとなっています。


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posted by ケン・サスガ at 21:47| Comment(0) | アニメ感想(2019年冬アニメ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月19日

第237回 「ドメスティックな彼女」 直球と変化球と見事に使い分けるジェットコースター型ラブコメ

冬アニメ第2回目は「ドメスティックな彼女」をお送りします。
週刊少年マガジン原作の(ある意味で)問題作でもあり人気作である本作は
三角関係から派生した複雑な女性関係を描いた学園ラブストーリー(ラブコメ要素含む)


週刊少年マガジンにて連載中の流石 景(さすが けい)先生原作の
少年マンガで、サイン会限定グッズや時々発売される通販限定グッズが
瞬殺されるほどの人気作で、いつアニメ化されるのか楽しみにしていましたが
ようやく今期である2019年冬アニメにて実現となりました。
シリーズ構成は「刀使ノ巫女」の脚本とシリーズ構成でもあり原作にも
関わった橋龍也さん。
ゲーム会社時代の持ち味である人間同士の味のある絡みや
今後展開していくだろう葛藤劇を描ききれる実力をお持ちの方なゆえに
ますますドメカノの世界観を徹底的に描いていくと予想されます。

また、アニメイトタイムズ公式Twitterにてライトノベル作家の
渡航さんとシナリオライターの王雀孫さんとの対談記事にて
このお二方が参加されている、と紹介されていて
地上波における規制や原作再現の葛藤をストーリーの支障が無い
程度に記事に書かれております。
こちらの方も是非ご覧いただけると幸いです



キャラクターデザインはディオメディア所属のアニメーター・井出直美さん。
「悪魔のリドル」や「艦隊これくしょん 艦これ」、
「アクションヒロインチアフルーツ」などバラバラな世界観での
デザインを見事に描くディオメディアでは欠かせないスタッフの一人。

監督は「ガーリッシュナンバー」で監督を務めた井畑翔太監督。
原画出身のアニメーターで「魔法少女リリカルなのは」シリーズや
「劇場版TIGER & BUNNY」、ディオメディア制作では「アホガール」や
「BEATLESS」などに参加され、近年ではディオメディアを中心に
活動されているみたいです。

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posted by ケン・サスガ at 20:49| Comment(0) | アニメ感想(2019年冬アニメ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする