2019年07月28日

第245回「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」

夏アニメもそろそろ第4話が出揃っている時期ですが、
まだあまり観れていません^^;
最終的に4〜5作品になりそうな予感ですが、可能なかぎりはお伝えしたいなぁ、と。

というわけで、夏アニメ2作目のレビューは
「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」をお送りします。


※記事の閲覧所用時間は約3分半となります


井中だちま先生原作のライトノベルで発刊直後から話題になり、KADOKAWAのCMでもちょくちょく出ていただけに個人的にアニメ化をすごく期待していた作品のひとつです。

今回のアニメ化では「ぼくたちは勉強ができない」の岩崎良明監督が指揮を取り、
「フレームアームズ・ガール」の赤尾でこ(三重野瞳)さんがシリーズ構成・脚本を担当、制作会社は「とある魔術の禁書目録」シリーズのJ.C.STAFFとワイワイとしながら楽しめそうな陣形なのが好感が持てます。
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posted by ケン・サスガ at 22:45| Comment(0) | 2019年夏アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月16日

第244回 「グランベルム プリンセプスのふたり」アイデンティティの先にみえるものは

夏アニメがスタートして、大方の作品が第2話が放送されましたね。
夏アニメ第1号のレビューは「グランベルム プリンセプスのふたり」をお送りします。

本放送の半年以上前から発表されたオリジナルロボットアニメですが、
メカのシルエットがSDガンダムタイプのディフォルメスタイルと
「魔神英雄伝ワタル」や「魔道王グランゾート」「覇王大系リューナイト」を
視聴していた世代にとっては非常に胸熱なシルエット!
これだけでも期待が高まる作品だと感じていました。

監督は「Re:ゼロから始める異世界生活」の渡邉政治監督。
京都アニメーション出身のクリエイターで「拙者 五郎」名義で
活動が多く発表されています。

キャラクターデザイン原案は同じく「Re:ゼロから始める異世界生活」の
大塚真一郎さんとビッグなイラストレーターを採用。

ディフォルメロボットであるアルマノクスのデザインは
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」や「機動戦士ガンダム00」など
サンライズ作品などで参加され、「魔法科高校の劣等生」では
原作・アニメ共にメカデザインを担当されたジミー・ストーンさん。
SDガンダム世代ということもあり、アルマノクスのフォルムが
完全に投影している点が本当にジミー・ストーンさんの力量を感じ取れます。

脚本・シリーズ構成は花田十輝さん。
製作時期から考察して「劇場版ラブライブ! サンシャイン!!」や
「ひとりぼっちの〇〇生活」と掛け持ちされていたと考えられるなど
花田さんの執筆スピードの速さを改めて感じますね…!

近年、オリジナルのロボットアニメ自体が企画が通りにくくなっている
現状の中で、企画を通されたスタッフの大きな熱量と挑戦は
本当に評価に値する出来事です。
(この制作事情を分かってくれる方はホントにアニメ好きかもしれません)

ディフォルメロボットアニメ作品の大手であるサンライズでは
「魔神英雄伝ワタル」30周年やガンダム40周年プロジェクトの
「SDガンダムワールド 三国創傑伝」などSDサイズのロボットアニメを
盛り上げようとアクションを起こしていますが、企画時期的にもほぼ同時期で
流れに乗れば、かなり大きなジャンルになっていきそうです。
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posted by ケン・サスガ at 23:42| Comment(0) | 2019年夏アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月25日

第243回 『富野由悠季の世界』記念トークショー「富野由悠季とは何者なのか?」(後編)

おかげさまで前回の記事がすごく好評で、たくさんの方に
ブログを読んでいただいております。
誠にありがとうございます!!


前回の記事はこちら↓


今回はトークショーの後編へまいります。


※約6000文字の長文になります。ご了承お願いいたします。


前回の学芸員さんの質問コーナーを終えて、
質問コーナーへと進んでいきます。

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Q.1 「高校生までの小説がGレコまでになる飛距離は何か」


富野 「メディアによる力の恩恵が大きい。
    恋愛だけや巨大ロボットだけではダメです。
    足元にいる人々のドラマの足場をしっかりしないとダメ」
   
    『足場論=ドラマ論』でもある事を加え、
    さらに富野監督は唱えていきます。

富野 「仕事だから巨大ロボットを動かさないといけないので
    ドラマが強くないとロボットはおもちゃになってしまう」


ここでミライさんを例に話の組み立て方が紐解かれていきます。


富野 「ミライさんのキャラクターをつくるにあたって
    ぼんやりとして立たせるだけではなく、
    彼女のバックグラウンドを先に形成しなければいけないと思った。
    
    そこでカイの口癖が生まれ、
    カイの口癖を嫌うセイラが生まれ、
    ハヤトが生まれてきました。
    設定は大まかに(企画時に)つくっただけで
    人格は絵コンテで完全に後付けなんです。」

さらに話はVガンダムへと言及。


富野 「逆にカテジナの最後は決まっていました。
    1年逆接してつくって、みんなに過酷さに付き合ってもらいました。
    Vガンダムでやらされた事は、お金出している会社(バンダイ)から
    
    『こういったやつを出せ! わかったな!』
    
    サラリーマンごときに言われて非常にムカついた。
    それを潰す為にカテジナというキャラクターを形成していきました。」

アドラステアをはじめとしたバイク戦艦を要求された事による
やりとりはニュータイプ付録『まるごと富野』など様々な
メディアで取り上げられてたVガンダムでの有名なエピソードのひとつ。

スポンサーの反抗がカテジナの性格を形成し、Vガンダムのシリーズを
構成されたと思うと、もう一度所持しているDVD-BOXで観直したいですね。

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posted by ケン・サスガ at 22:17| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月23日

第242回 『富野由悠季の世界』記念トークショー「富野由悠季とは何者なのか?」(前編)

6月22日(土)から福岡市美術館にて開催されました「富野由悠季の世界」。
初日である22日は大イベントである富野監督のトークショーが
開催され、今回こちらに参加いたしました!

富野由悠季トークショー.jpg

ダイターン3.jpg


全国から富野ファンが応募され、競争倍率は6〜7倍!!
当選いただいて本当に感謝するばかりです。

今回は特別企画として、前編・後編と分けてトークショーの模様をお伝えいたします。


〜オープニング記念トーク「富野由悠季とは何者なのか?」〜

6/22(土)13:30入場 14:00開演
福岡市美術館 1階 ミュージアムホール


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◆オープニング

開演して幕が開いたらステージの真ん中で土下座する富野監督。

奇抜な登場に会場のみんなが大爆笑!!!

Gレコのキャップをかぶっていて正座をする富野監督、とてもおちゃめなんですよね〜


富野 「富野由悠季がゲスト、って話だったけど
    富野由悠季はゲストではなかろう!」


再び会場大爆笑!!

確かに監督のおっしゃるとおりだw


富野 「『富野由悠季とは何者なのか?』とありますが、
    こんなもんです」

会場が笑いで埋まる。

続いて学芸員さんの紹介へ。


◯福岡県立美術館(第1会場)山口洋三さん
 司会、展示会の総まとめ役。
 巡回する各美術館の学芸員のみなさんに作品ごとパートを
 担当してもらう形式にした。
 ちなみに山口さんは鉄腕アトムや初期の作品をはじめ、学生の頃の作品も担当。


◯静岡県立美術館(第6会場) 村上 敬さん
 キングゲイナー、F91、Vガンダム担当。
 今回の展示会の為にVガンダムのDVD-BOXを購入された鑑


◯青森県立美術館(第4会場) 工藤 健志さん
 イデオン、ザブングル、Gレコ


◯兵庫県立美術館(第2会場) 岡本 広毅さん
 勇者ライディーン
 兵庫県立美術館(第2会場)小林 公さん
 ラ・セーヌの星、ガーゼィの翼、リーンの翼、∀ガンダム


◯島根県立石見美術館(第3会場) 川西 由里さん
 Zガンダム、ガンダムZZ、劇場版Zガンダム。
 メカよりもキャラクターが好きでガンダムシリーズを観始めた

※紹介順による


■展覧会の感想


富野 「始めは再三断ったけど、学芸員さんお熱意のおかげで
    OK出して、実際にやってもらって本当に良かった。
    
    スタジオ単発でしか見れなかったことが見えた。
    成長と劣化の歴史が見えただけではなく、場面場面において
    才能の開花も確認出来た」
   
   「とにかくうるさいじいちゃんなんだ」とオープニングを締めくくると
    笑いの渦が一斉にこだましていました。


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posted by ケン・サスガ at 20:32| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月14日

第241回 「八月のシンレデラナイン」 丁寧さが好感を得るお手本的なアニメ

春アニメ第2弾は「八月のシンデレラナイン」をご紹介いたします。
2017年に配信されたソーシャルゲームで、かわいいキャラデザや
突出したUIデザインが何度かCG雑誌で取り上げられるなど
様々な方面で話題になり、メディアミックスの一環で
今回アニメ化となりました。
1998年放映の「プリンセスナイン 如月女子高野球部」、
2009年放映の「大正野球娘」といった女子高野球ジャンルが
ほぼ10年周期に放映される偶然もあって一部のアニメファンからは
放映前から話題になっているとか。
「大正野球娘」はリアタイでの評判をかろうじては把握していたので
個人的にも楽しみなんですよね。

監督は「マルドゥック・スクランブル」三部作や「まじっく快斗」の工藤進監督。
GoHands作品にも多く参加しており、「K」(1期)ではシリーズディレクター、
COPPELIONや生徒会役員共*では絵コンテと演出を数話担当されていました。

シリーズ構成は「Go!プリンセスプリキュア」「キラキラ☆プリキュアアラモード」
「あんハピ♪」「ゆるキャン△」の田中仁さん。
「Go!プリンセスプリキュア」では担当脚本回は歴代1位の16本を
執筆され、「あんハピ♪」では全12話中9本を手がけるなど
2000年代で活躍されている脚本家の中でもかなりの実力と力量を誇ります。

キャラクターデザインは「ロウきゅーぶ!」シリーズや「少女たちは荒野を目指す」
「天使の3P!」の野口孝行さん。
ライトノベル原作作品やPCゲームのアニメ化作品に多く参加しているだけあって
時代に合わせた萌えキャラを見事に描ききっています。
第1話では翼が壇上で女子硬式野球部員募集のポーズを取った時の
作画がホントにかわいくて全てを持っていかれました^^

制作は「名探偵コナン」「弱虫ペダル」「カードファイト!! ヴァンガード」などの
シリーズを手がけるトムス・エンタテイメント。セガサミーグループのアニメ制作会社で
今期では「フルーツバスケット」のリメイク版も放映しています。
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posted by ケン・サスガ at 22:57| Comment(0) | アニメ感想(2019年春アニメ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする